一個前の日記の最後、なんか重くなったかも。。
ま、前提として、好きなものは、もっとよく知りたい。
っていうのがあるんですが、
それ以上を自分に課してきちゃったようなとこがね、
ちょっと重いよなー。と、10数年前を振り返って思ったことです。

話はかわって。
今日も行ってきました。
熱狂の日。
今日のコンサートは当たり!でした。
指揮はペーター・ノイマン。
ケルン室内合唱団。
演奏は、コレギウム・カルトゥシアヌム。
曲はヴェスペレとか、レギナチェリとかのモーツァルトの宗教曲。
(宗教曲またかよ。なんですが、歌が入ってる曲が好きなもんで)

大好きな都響がレクイエムもやるので、
これもいいな。
と思ったんですが、
指揮者が、井上道義という人で。
この人、嫌いじゃないんですが、
わたしの印象としては、
派手で、自己顕示欲の強いタイプなんですね。
都響とも共演してるので、相性は悪くないんですが、
なにしろ演目がモーツァルトのレクイエム。
ヴェルディのレクイエムだったら、聴いたかもしれないんだけど、
たぶん、わたしの聴きたいレクイエムではなくなる予感がしたので、
避けました。実際はどうだったのかな。

話は戻って、
ノイマンは宗教音楽に定評があって、
モーツァルトのミサ曲全曲録音していて、信頼感があったことと、
生演奏で普段は、なかなか、かからないような曲目だったので、
この組み合わせにしたのですが、
よかったー。

じわーっときました。
聴き進んでいくうちに、いいんじゃない?
これ、いいんじゃない?いいんじゃないのー。
と思ったら、終了後、ブラボーの声が飛びました。
スタンディングオベーションもおこりました。
人が、どう思おうと、自分がよかったらいいと思うんだけど、
他の人も良かったときは、喜びを分かち合えるようで、
嬉しさが倍増する感じで、やっぱり反応が一緒だと嬉しい。
でも、恥ずかしくって、ブラボー!って叫べない。
一度も叫んだことない。
というか、女の人が叫んでるのってあまり聞かない。
スタンディングオベーションも恥ずかしくって、できない。
これはわりと、女の人もよくしてる。
ほとんどの人が立って、自分のまわりに人が立ったときは、
一度だけしたことがある。
人気指揮者の、凄かった演奏の後は、
オーケストラが引きあげた後も、拍手が鳴り止まず、
指揮者だけ呼び戻されることが、ある。
そういうときの指揮者って、ほんとうに感無量の顔してる。
そんなときは、観客も、席を立って、前のほうに詰めて拍手を
送っている。
そういう演奏会に自分も立ち会えたときは感激です。

何回か、あったのですが、
中でも印象に残っているのは、
今は亡き、朝比奈隆指揮で都響とシューベルトの未完成とグレイト。
阪神淡路大震災の1週間後ぐらいのもの。
朝比奈さんも神戸の自宅で被災され、
身体的にもご自宅も無事だったそうなんだけど、
大阪にでるまで苦労されたそうです。
やっとの思いで、東京に来られての演奏会でした。
これ、CD化されたんですけど、
購入して聞いたんだけど、
CDだとそれほどでもなかった。

朝比奈さんとベートヴェンとか。ブルックナーとか。
人気が凄かった。
手兵の大阪フィルの他に、
都響とのブルックナーも定評があって、
クラシックなのに、完売が当たり前。
でも、ブルックナーって苦手だったけど。

ここまで読んでくださった皆様、
おつきあいくださいまして、ありがとうございました。
けっこうマニアックだとの自覚があります(笑)

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